ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第4章 ココロ×ト×ココロ
(キルア...)
キルアのちょっと無理矢理感がある笑い方に、私は心を揺さぶられた
(いつもトヒロが落ち込んでいるときは抱き締めてよしよし、ってやってたけど、キルアは今日会ったばかりだし、嫌がるかも...)
でも、今の笑い方を無くして、心からの笑顔にはなってほしいと思った
【キルア】
(ルイって、ほんとよく顔に出てるな~w)
仲間とか、友達がいなかった暗殺時代
笑って誤魔化そうとしたけど体は正直で、少しひきつってしまったもしれない
こいつは俺に同情して、泣きそうな顔になっている
(気にしなくて良いのに...っつか、気にしないでほしい)
あんまり、お前に心配させたくない...
【トヒロ】
(さっきの冗談が、本当のことだったらいいのにな...)
ため息をつきたくなるほどルイは鈍感だ
こいつはモテる
何故なら可愛いからだ!!
現に、俺はこいつをずっと好きだったし、これからもきっとそうだ
キルアやクラピカも気を持っているし、ヒソカにも目をつけられてる(これは恋愛か知らないけど(汗))
レオリオはルイが125センチと小さいからって、女としてなめてる(怒)
ゴンは能天気過ぎてわからん(汗)
...とにかく、俺の幼馴染みという立場が、良い方向に傾くか、悪い方向に傾くかが問題だ
俺は、キルアやクラピカは好い奴だから、どうしようもなくなったら譲る覚悟だ
でも、俺が認めていない奴に奪われそうになったら、力ずくでも取り返す!
...たとえ、こいつが泣く結果になっても...