ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第4章 ココロ×ト×ココロ
【トヒロ】
「二次試験ねぇ...ヒソカのせいで、試験管は怒ってるし、お前はバタンキューだし、悪いことづくめじゃん」
そうだ...
あいつが居なければ、ルイがキルアにお姫様抱っこされることもなかったし、試験内容ももう少し簡単だったと思う
...でも、ルイが【ヒソカ】というキーワードに以上にビクッとしたのが気になった
「...奇術師となんかあった...?」
「え?なにもなかったよ!!!」
この言葉の力強さ的に、なんかあったな...
そういえば、グレイトスタンプって豚を見つけて逃げるときも、ルイは坂の上に居たままだったし、倒れたにしては綺麗に木にもたれ掛かってたしな
そんときか...!!
ヒソカの野郎、ルイになんかしてたらぶっ殺す★
あの短時間で変なことがあった訳じゃないんだろうけど、キルアとゴン、クラピカ達のように好い人じゃなきゃルイは譲らない!!!
「ったく...ルイも無防備だよな...(汗)」
「私は至って普通だもん!」
普通じゃねぇし...超人並みに可愛い
天使か
ルイは、木にもたれ掛かって鼻歌を歌っている
「お前って音感良い?」
「え?...知らないし」
聞いててリズムに乗れるほどリズム感は良いし、ダンスの時だって、俺はこいつに勝ったことがない
(勝ったら告白しようって考えた日から、何年経ったかな...?)
こんな調子じゃ、告白する前にみんなにとられてしまう
みんなというのは、キルアやクラピカのことをいう
「私ね...ダンス習いながら思ったことがあるんだ...」
「ん...なに?」
# NAME1#は天使のような微笑みで俺に言った
「私はトヒロには敵わないなぁ、って!」
バカ...
そう思ってんのは俺だよ