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ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~

第4章 ココロ×ト×ココロ



ピリピリ...



空気が痛い



試験管の二人に、ヒソカが喧嘩を売るかのように殺気を放っている



坊主頭の忍者の装いの人や、大柄な人が二人に怒鳴る



メンチさんは二人を適当にあしらう



...ことはなく、美食やハンターとしてのプライドを説明する



(包丁を持つ手さばき...スゴい!)



ト「ルイ、お前目がキラキラしてるぞ?」



「そりゃそうだよ!憧れのハンターにきれいな技法見せつけられたら!!」



(あの二人の能力ってなんだろ...?)



そう思ううちに、二次試験のルールが説明された



この森にいる豚を捕まえてきて料理をし、二人が満足するのを作れたら合格...とな



(料理はお母さんとよくやる方だから得意分野かも...!?)



『ボ~ン』



ブ「すたぁとぅ!!」



ブハラさんのお腹を叩く音で二次試験が始まった



「豚ってどんなの?」



ゴ「美味しいの捕まえられるかな?」



ク「試験内容の一つだから、捕まえにくい豚なのかもしれない」



キ「別になんだっていいじゃん」



レ「そうそう。合格すれば問題なし、ってな!」



ト「考えが甘いよ」



(豚...)



立ち止まって【円】をつくる



トヒロもそれを感じたのか、足を止める



キ「どしたの?」



ここから五十メートル先くらいに、いくつかの大きなオーラの塊を感じる



「こっち!」



レ「あ、おい!」



ゴ「こっちで大丈夫だよ」



ク「何でそう思うんだ?」



ト「ゴンの場合、香りなんじゃないの?」



キ「え...?もしかして、ルイもゴンみたいに変わってんの?」



ト「さぁな(にやっ)」



キ「...なに今の笑み?」



「この下だよ!」



みんなの話を軽く聞きつつも、豚らしきオーラを感じるところに近づいた



問題なのは、豚がなんか大きい気がすること



それに実を言うと、平行なところでしか体を支えていられないようなヘロヘロ状態だということ



ここまで走ってきたのもかなり疲れた



円を使って私は今、倒れる寸前



『ズザァアアア』



ゴン、キルア、レオリオ、トヒロ...



クラピカが降りようとしたところで、私は姿勢を保てなくなった
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