ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第4章 ココロ×ト×ココロ
「おっと...」
「っ!?」
支えてくれたのはなんと、あのヒソカだった
「ねぇ君、さっき操作系の能力を自分に使って疲れちゃったでしょ?」
「っ...」
(怖くて声だせない...)
「君は操作系なの?僕の性格的分析では違うんだけど...
ま、ターゲットの僕を倒せなかったから、オーラが尽きるまで自分の操り人形だったでしょ?
オーラを出し尽くしたから、疲れてるだろうなぁって♪」
(やっぱり念能力者...それに、ちゃんと能力のことを把握している。つまり、ちゃんとした学習をしている...)
野生児ではない、と...
「やっぱり試験管。オーラで喧嘩売ろうとしても買ってくれないや♪」
(当然でしょ!!貴方のせいで、試験管の審査が厳しくなったらどうしてくれんの!!)
「ま、それはともかく...君、良い香りがするね...◇」
ゾゾッ
知らない人...特に男性には触れたくない
今更だけど、私は彼の腕の中で暴れようとした
「暴れなくたって下ろしてあげる♪君は良い素材だね...いつか僕が...」
彼は私を下ろしながらにやっと笑う
「めちゃくちゃに壊してあげる...◆」
私が何も言えずにいると、彼はそっとこの場を離れていった
ほっとして力が抜ける
(良かった...)
『ドドドドドドドドドドド』
地鳴りのような音がしてくる
(何の、お、と...)
最後まで考える前にその正体がわかった
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、トヒロが走ってくる
その後ろから、大きな綺麗なピンク色をした豚(?)が走ってくる
レ「ルイ!ぉあぁあああっっ!!」
ゴ「ここに居たの!?」
ト「やっべ!俺お前の反対側!!キルアかクラピカ!!」
ク「じゃあ私が...」
キ「俺のほうが近いよ~」
キルアがそう言って私を横抱きにしてくれる
「あ、ありがと...」
キ「//お前、何で倒れてんの?さっきは普通そうだったのに...」
「えへへへへ...」
(心配かけたくなかったんだもん...)
ク「怪我でもしているのか?」
「ううん!疲れすぎただけ!」
ト「さっきのか...」