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第5章 面影


エルヴィンの元に着くとリヴァイは告げた。

「奇行種3体をエミだけでやった」

「そうか」

エルヴィンの表情は変わらない。

それから補給地点を確保するまでの道中で現れた巨人はエミが全て殺した。

手助け等必要無かった。

ただ1つ違ったのは巨人がいない間と巨人が現れた時の目だった。

リヴァイの場合は殆ど表情は変わらない。

だが、彼女の場合は明らかに殺気に満ちた目に変わる。

それはまるでエミの父親だった。

目的地に着くとエミは直ぐに治療班の所に向かった。

今回も犠牲者が大勢出ていたが、エミは遺体1人1人の手を握っていく。

その行為を邪魔したく無かったが聞く必要が沢山あった為リヴァイはエミを呼んだ。

「どうかなされたんですか?」

「エミ、お前は一体どこで戦闘術を学んだ」

「訓練兵時代ですが...」

有り得ない。

ブレードを逆手に持ち戦う訓練はしない筈だ。

第一、何故馬から降りて歩いた..

聞きたい事は山程あったが帰ってから聞こう。

そう思い、リヴァイはエミを治療班の所に返した。
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