第2章 ✡〜好きな人が出来ました〜
ワタシ、羽沙美恵愛,16歳。気になる人が出来ました。
先月JKデビューしたてのワタシですが、キミの事が頭から離れません。
キミが友達と話してる...楽しそうに笑ってる...
いつしかあの笑顔を、誰よりもすぐそばで独り占めしてみたいと思った。
キミを見つめてると今日もドキドキが治まらないの。
この気持ちに名前を付けるなら、何だろう…。
(こっちを向いたりしないかなぁ.....?)
「なぁ〜に朝からニヤニヤしてんだよぉ」
耳元に明るい調子の声が響くと、肩をトンッとたたかれた。