第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「そろそろ、もうやめといたら?」
「えー。もう少しぃ」
「そう?なら私はこれから店に出ないといけないから…また、会いましょうね?ふふ」
「はぁぃ。」
またね、と手を降るお姉さんを見届け、
また酒を口に運んだ。
「はぁ、また一人酒かぁ~
おじさま、一緒に飲みましょうよぉ」
「今は仕事中ですので」
苦笑いをするオーナー。
たぶんダルがられてるんだろうなぁ。
「おい、お前、ここでなにしてんだ。」
あれ、チューリップがこんなとこに咲いてる?
「あれ、花壇?私いつのまにか花壇に来てた?
あれ、おじさまいるし、
チューリップでかー。」
「誰がチューリップだ!」
その怒鳴り声に少しだけ目が覚めた。
「ぬぉ。これはユースタス!」
「酔いすぎだ。」