第2章 新しい家族。
ローside~
コンコン
「トラファルガーさん、ちょっといいですか?」
ドアの向こうから、あの女の声がした。
今日からこの部屋は自分の部屋にもなるというのに、
律儀なのかバカなのか
「…あぁ。」
まぁ、そのあとはすんなりとはいってくるわけだ。
それにしても、この女はこの本の山に驚かないのか。
大抵の女は、わぁ、とかすごい、とか
驚いて見せるんだが…
この女はいかにもそれが当たり前、かのように気にしていない。
「なんだ?」
言いにくそうな顔をしてモジモジする。
こいつはあるとこないとこ似てるんだよな…
あいつに…