第2章 新しい家族。
「なんですか?」
イスに座るローの前にまで来た私。
なにをするのか、
ローはニヤリとした。
「もっと近づけ。」
そう言った瞬間、
私の腕がなにかによって引っ張られた。
「ひゃっ!」
ガタンっ!
「お前、懐かしい匂いがするな。」
私の首もとに顔を埋める。
な、なんだこの体制は!
くすぐったい!!
「や、やめてください!」
「なんだ、お前、処女か。」
そしてまたふっ。と笑った。
「な、ななな!!
わ、悪い!?」
その隙に離れ、ドアを開けた。
「手伝いはいいのか?」
「自分で探しますから!!」
バタンッ!!!