第2章 新しい家族。
「ハートの海賊団に入ることは言いとして、
ここにいるかぎり、船長の俺の言うことは絶対だ。」
わかったか?というより、
わかったな。というかのごとく
私を見下げる。
こわいです。ローさん。
「安心しろ。
お前をとって食うほど女に困っちゃいねぇよ。
島につく度、船にはあまりいねぇようにしてるからな。」
ほかの乗組員たちもそうしてる。
そうつけたすペンギンさん。
女に困っちゃいねぇよ。か…。
まぁ、そうでしょうよ。
幼なじみの私でさえも
胸を張れるほどのかっこよさだもん。
「……わかりました。」
私がローの生活にとやかく言う立場じゃないし。
ワンピースを見つけるのなら、
どんな道に行っても、どんな道草くっても、
私は大丈夫。
ただ、見守るだけ。
このときはまだ、そうおもえてた。