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私の初恋はあなたでした。

第2章 新しい家族。




「落ちてくるにしても顔は隠してるんだな。」


ローは変なやつだ。と付け足した。


そのへんなやつは、

あなたの幼なじみなんですよーだ。



「みたいですね。」


敬語なんて使うほどの距離は

遠くなっちゃった。

まぁ全てをさらけ出せば、

敬語なんて使わなくて済むんだけど…。


「ほんとにお前は一体何者なんだ。」


呆れたようにかたをおろした。


「これは、クマにされたんですぅ!」


「クマ?」


「白熊ならここにいるけど?」


キャスケットさん、改めましてシャチさんが

ペボさんを指した。


「バーソロミュークマです。」


「え、でもそのなんとかクマは
キャプテンとキッドが闘ってたよ?」


「………偽物ですよ。それは。」



「まじかよ!」

「でもなんでそれを?」


私を見てコテン、と首をかしげる三人。

それと同じく、ローも私をみた。


「私が何て呼ばれてるか知ってるじゃないですか。
聞いても、意味ないのでは。」


とりあえずここにはいたくない。

てきとうにあしらって、

相手を怒らせれば、

下ろしてくれる。はず……



「まあいい。
バーソロミュークマが、
なにも考え無しにここへ飛ばしたわけじゃねぇだろ。」


え、


「お前はこのままこの船に乗ってろ。」



「ぇぇええええええぇぇ!!、?!?!」



クマ、

あんたを一生恨んでやる!!!!




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