第2章 新しい家族。
急いで走っていると
どこからか爆発音が聞こえる。
あっちか。
「麦わらさん!」
私じゃどうにもならないかもしれない。
でも、出会った人たちを
見捨ててはおけない!
それに、黄猿は危険だ。
本気で殺しに来る。
「黄猿!待って!」
そう叫んだ瞬間だった。
まだ米粒ほど遠くに見えるが、
ゾロさんが光の足で狙われていた。
目がいいのが酷だ。
なのに、なにかによって光は違う場所におくられた。
「この覇気、こんなに遠くなのに感じるなんて
やっぱりレイリーさんか。」
とてつもないひとだ。
そうおもい、スピードを緩めた私。
と同時に、
ガシッ!!
「へ!?」
「おい、行くな。」
ロー。