第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「トラファルガーさん!
ミューゼさんが来てますよ!」
「ミューゼ?」
食堂に入るや否や大声で叫んだ私。
「あー、ほら、昨日の人じゃないっすか?」
乗組員の一人がローに伝えた。
「あぁ、あの女か…
ちっ、何しに来たんだ。」
「はやくいかないと待ちくたびれてますって!」
ほらほらと急かす私を横目に、
外へと出ていこうとした。
きっとミューゼさんは私の思う通りの答えを出す。
ならば、こう呼んでもいいでしょう?
「ローさん、いってらっしゃい!」
笑顔であなたを送り出す。