第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「ロー…ふふ、おやすみ。」
そうして軽くローのおでこにキスを落とす。
昔よくローがしてくれたこと。
今思えばやっぱり家族だった。
幼馴染みなんかよりも、
家族よりも…家族、みたいな?
きっと私はそういう想いを
好き、って勘違いしてただけだろう。
例え勘違いじゃなくても、
そうしておこう。
だって今でも家族として私を思い出してほしい。って思ってる。
「俺が…の…を…見せて…る。」
なんて、寝言を言う。
誰に言ってるの?
やっぱり、ペボたちかな。
「私も…寝よ。」