第7章 平和的展開とはこういうものだ(ヒイロ&リリーナ)
「はっ!!」
布団の暑苦しさに飛び起きたあたしは、とっさに壁に掛けてある時計に目をやった。
時刻はAM.7:30。
朝か……
「そういえば、変な夢見たな……」
ヒイロがリリーナと結婚とか……
「じゃねーよ!夢じゃなくて予知じゃねーか!!」
あたしは、夢の代わりに未来予知をする時がある。
要するに、予知夢って奴だ。
まぁ、あたしは神だから全てと繋がってて、時々色んな奴の情報が蓄積されて、予知夢とかになっちまうんだ。
「あたしが知ってる範囲の後の話か……」
今では、設定色々ガン無視でみんなとワイワイやってきたけど。
そうだよなぁ、リリーナはヒロインだったよな。
何で、ヒイロはあたしを相棒にしてるんだろ。
「まぁ、ここはあたしが何とかするしかねーよな」
例え必要とされなくなっても
みんなが幸せなら、それでいい。