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短編集【ガンダム】

第6章 空虚感(刹那)





結局、刹那と共に、あたしの空虚感の原因を探る事になった。
落ち着いた場所に居たかったから、あたしの自室に向かい、今日の記憶を辿る事にした。




「では、名前が起きてからの記憶を辿ろう」

「あぁ、確か……」












あたしは起きてから、まず飯を食いに行った。(その前に顔洗ったり歯磨いたりしたが省くな)

カミーユとかバナージとかいたから、飯食いながら話したんだっけ。
二人は、一旦それぞれの戦艦に戻ると話していた。

二人と別れたあと、ジュドーとリィナが楽しそうにじゃれ合ってた。
兄妹水入らず、二人の邪魔しねーようにと思って、他のルートを回ろうとした。




そっからだ、あたしがみんなを避け始めたのは。


次に見かけたのはキラとアスランだった。
アスランが最近、「キラはラクスといるから、なかなか二人で話す機会がない」と言っていたから、二人の邪魔はしたくなかった。
だから、気付かれる前に他のルートにした。
次に、ブライトさんとミライさん、ハサウェイとか、デュオ、カトル、トロワとか、なかなか入るべきではない組み合わせとばかり遭遇しそうになった。


多分、心のどこかで思ったんだ。
親子っていいな。
兄弟っていいな。
親友っていいな。







この世界では両親に会えない。
兄弟に会えない。
親友と呼べる程、気を許せる奴もいない。


今あたしには
何もねーじゃんって。






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