第5章 貸切時には気を付けろ(キオ)
「ふぅ……ミッションなかったのに、何でこんなに疲れてんだあたし……」
前回のミッションの資料をまとめた後、あたしは1人天使湯に来ていた。
いつもはルナマリアとかリリーナとかフェルトとかいるが、まぁ彼女らがいるとゆっくり出来ないし、何されるか分からないからな……
幸いまだ誰も来てないし、しばらくゆっくり浸かるか……
あー、貸切とかサイコー!……
そう思ってたが、気配がした。
いや、こいつが更衣室にいるのはおかしい。
あたしが感じ間違ってるのか?
「名前さん、一緒に入ろう!!」
残念ながら、あたしが感じた気配通りで。
何の迷いもなく、あたしの弟子は女湯に堂々と入ってきた。
「入ろうの以前にもう入ってるじゃねーか!ていうか何でいるんだよ!一応女湯だぞ!!」
「だって、名前さんしかいないって分かってたし、女湯は点検中って看板置いたから誰も来ないよ!」
「そういう問題じゃねェェェ!!」