第3章 欲しいもの(キオ)
恐ろしい事に、キオは更に言葉を続けた。
「名前さん美人だしカッコイイし優しいし強いし……凄く素敵な人だと思うよ!」
「褒めても何にも出ねーよ?ていうか、程々にしてくれ……」
じゃねーと向こうの2人が怖い!!
「だからさ!」
そう言って、キオはテーブルに手をつき、向かい側に座ってたあたしの耳元に近付いた。
「何が何でも欲しくなるんだ」
そう、あたしの耳元で呟いて離れた。
ジイちゃんも、欲しいものは何が何でも早く手に入れろって言ってたし!、とキオは続けた。
とりあえず、犯人はジジイであると分かったので、あたしは明日にでもアセムを呼んで本気でジジイを討伐しに行く事を決意した。
END