第2章 制服(刹那)
「キャーー!!名前カッコイイ!!」
「こっち向いて!!」
ソレスタの制服を着たあたしは、ルナマリアやリリーナたちに絡まれ、まさかの写真撮影会を行っていた。
しかも、周りはみんな女子!!
「あのー、いつまでこれ着ておけばいい?」
「えー、せっかくカッコイイんだから、一時このままでいいじゃん!」
「そうだよ。みんな喜んでくれてるみたいだし」
ソシエ嬢やフェルトに気圧されて、とりあえず、このままでいる事にした。
いや、別に嫌じゃねーんだけどな?
女の子からワーキャー言われるの。
むしろ男に言われるよりもずっと好きだ。(別に女好きって訳じゃない)
でもなぁ……
「はぁー……」
ただ単純に疲れただけ。
「名前」