第1章 私は、武田奏依です。
お初にお目にかかります。
私は、武田家の一人娘、武田奏依です。
以後、お見知りおきを。
家主の当主、武田信玄は、私の父上です。
その家臣の一人、真田幸村は、真田十勇士の隊長を努めていらっしゃる方です。
私は、その方、真田幸村様といつかはわかりませんが、婚約が決まっております。
父上が決めたものですが、私も幸村も、異論はなく、決定事項となりました。
皆様は、ご存知でしょうか、独眼竜の持ち主、伊達政宗殿を。
この方は、かなりの暴君で、気に入ったものは、直ぐに手に入れたがる方なのです。
それに、真田幸村と、犬猿の仲であるのです。
余談はさておき、本題に入りましょうか。
それでは、また、お会いしましょう。