第2章 ピンクの……獣??
『はぁ…温か~い……』
放課後、僕は幼馴染の”煙ちゃん”こと由布院煙と
友達の”あっ君”こと鬼怒川熱史の3人で銭湯に来ている
鬼「はぁ…一番風呂は良いな~」
『だね~ 他にお客さん居ないから貸切状態だし~』
由「梓、熱史…俺さ~、最近よく考えることあるんだよね」
『?突然どうしたの、煙ちゃん?』
鬼「何?煙ちゃん、増税?オリンピック??」
由「否、”ちくわぶ”」
『は? ちくわぶ??』
由「アイツって謎だよな~」
鬼「ちくわぶだろ…」
由「竹輪でも麩でもない、おでんでしかその存在を見ない、何のために生きてるんのかね?」
『え!? ちくわぶって生きてるの??』
俺は驚きながら隣にいるあっくんを見る
鬼「否、生きてないし」
『だ、だよね~……(;'∀')』
鬼「ちくわぶ好きな人間一定数居るだろ」
由「え?お前ちくわぶ好きなの? ちくわぶ部作っちゃう感じ?」
鬼「何だよちくわぶ部って言いにくいし」
『作ってもシロ-ちゃん(草津錦史郎)が認めないと思うけどね…w』
鬼「つか、煙ちゃんちくわぶ嫌いだろ?」
由「嫌いって言うか未知の生物見る思いがするんだよ」
鬼「だから生物じゃないってw」
『ちくわぶの話してたら、お腹空いてきた~ 煙ちゃん!今日家、行っていい?』
由「態々聞かなくたって来ればいいだろ、家隣なんだし」
『それもそうだねww』
・
・
・
”ザバーン!!”
『!?』
突然、何かが天井から降ってきた
湯気で姿は見えないものの動いているから多分生き物…
?「ここはどこでしょ?」
『え?』
鬼「銭湯ですが何か?」
?「銭湯とは?」
鬼「身体を清潔に保ったり、精神を休める為にお金を払って適温の風呂に入る場所ですよ」
?「うひょ! 精神を休める…思った以上にこの地球(ほし)の住人は洗礼された文明をお持ちなのですね」
『な、なぁ…』
俺は二人にこっそりと話しかける
?「守りたい…この地球を…」
『…早く出たほうが良くない?』
?「どうか力を貸していただけませんか?」
”カコン”
?「お願いします」
湯気が晴れて見えたのは…
・
・
・
『ピンクの
・
・
・
獣??』