第2章 運命の出会い
猫「私は鬼太郎があなたがこの妖怪横丁にきてからずっと好きだったのをわかっていたわ。でも心のどこかで鬼太郎は私を選んでくれるんじゃないかって信じていたの。でもダメだったわね・・・」
ヒロイン「ごめんなさい。猫娘さんの気持ちをちゃんと理解していなくて・・・。・・・私がこの町に来たのは半年ぐらい前でした。」
六ヶ月前・・・
ヒロイン「離して下さい。私は何もしていません。この町に迷いこんでしまってのには理由があると思うんです。」
鼠「うるせー。お前は悪い妖怪かも知れねーだろ。鬼太郎のとこに連れていって退治してもらわないとな。」
ヒロイン「だから、人間ですってば!!」
~鬼太郎宅~
目「お前さんは確かに人間じゃのー。」
鼠「なんだ。妖怪じゃないのかよ。金になるかと思ったのに・・・。」
鬼「父さん、人間がこの世界に迷うことってあるんですか?」
目「本物の妖怪か、もしくは霊感の強い人間が迷うといことは聞いたことがあるぞ。」
鬼「そうですか。ヒロインちゃん、君は霊感が強いのですか?」
ヒロイン「はい。今、高校一年生なんですけど、小学校六年生の頃からある日突然感じるようになりました。感じるからといってこの力を悪用や都合の良い様に利用したことは一度もありません。最近は、学校で悪い妖怪に襲われたときに助けてくれるかっこよくて素敵な少年がいるという噂を聞き気になりました。照・・・でも本当に悪用したことはないんです。信じてください。鬼太郎さん。」
ヒロインは鬼太郎を見つめた。
鬼「・・・照。わかりました。どうしましょうか父さん。」
目「そうじゃの・・・。とりあえず元の人間界に戻る方法を調べてみよう」
ヒロイン「えぇ!!!帰れる方法がない!?」
砂「あぁ。前にも1人の人間がこの町に迷い込んだが帰れる方法がなく、妖怪と結婚し、子供を産んだとかかれているの~。それに戻る方法はまだ見つかっていないと・・・。」
ヒロイン「そんな・・・」
鬼「どうしましょう。父さん。」
目「そうじゃの・・・。こればっかりは仕方がないから家で一緒に暮らそう。そんで、方法を見つけながらゆっくりやればいい。」
鬼「そうですね。いいですかヒロインちゃん?」
ヒロイン「は、はい。よろしくお願いします。」
鼠「猫娘、そんなにカリカリすんなって。」