第3章 森の中で
逃げる事は出来ない。この運命から。
怖い。まだ死にたくない。赦して。助けて...
タスケテ...誰かっ!!
「はっ!!」
恐怖で目が覚めた。あれは...夢?
ゆっくり体を起こす。回らない頭。少しずつ取り戻されていく感覚。此処は...ベッド?そして...家?......誰の?
「お、目が覚めたか?腹減ったか?」
聞き覚えがない声。思わずベッドから飛び降りる。だが...
「ッ!?」
足に力が入らない。しかも、双剣も無い。
「あぁ、足の治療は止血しかしてなくてな。動くと血が出るぞ。あと、あんたの剣は此処。」
「返せ!!」
「じゃ、名前を教えてくれよ。あと、何故あんなとこで血塗れで倒れてたか。」
「...ラズン。」
「ふーん...」