• テキストサイズ


第1章 急な雨に







女はシカマルをキッと睨み付け言い放った





───────









「お前……口が悪いのは相変わらずだね…シカマル、こいつも悪気はないんだよ」








カカシが仲介に入るも二人は睨み合ったまま






「…はぁ…違うでしょ、お前は誰よりもアスマの近くにいて大切におもってた…だからわかってるでしょ…アスマの気持『わかってたまるかっ!大事なものを置いて居なくなる奴の気持ちなんか、わかりたくもないっ…』



そのまま走り去ろうとする女の腕をカカシが掴んで制止する








「…晴っ、」


『離せっ!』


「…落ち着け……お前が悪い訳じゃない、自分を責めるな『わかったようなこと言うなっ!』





声を張り上げる女に一瞬戸惑いつかむ手の力を緩めるカカシ






だが、すぐに冷静さを取り戻した女は目を伏せがら弱々しく口を開いた……









『…悪かった…でも…あいつは言ったんだ』
 






────────────




俺も守るものが増えたし、簡単には死ねねぇなぁ



──────────────









『…それなのに、簡単に死にやがって…私は絶対に許さない…』






去っていく女の背中をカカシとシカマルはただ見つめていた……






 
「…晴…」










─────────







雨が女の姿をかき消すように強くなっていた






────────





/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp