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第3章 降りつづく雨




後日、晴は再びアスマの墓参りに来ていた
紅は大丈夫だと言う報告、それから…





「よ!晴、偶然だな」


『…何が偶然だ…気配を消して近づいてくるとは、相変わらずだなカカシ』


カカシが居ることは気付いていた


『…この間は、取り乱して悪かった』


「!晴が謝るなんて、明日は雪かな」


『うるさいぞ』





「すまんすまん、この間の事は別に気にしてないよ、シカマルにもちゃんと誤解を解いておいたから大丈夫、晴はアスマのこと嫌いじゃなくて大好きなんだよって!」


『…はぁ…なんか、そうゆうとこ相変わらず好きになれない』


「お前だって、気付いてるのに知らない振りするとこは相変わらずじゃない」

『…言い回しが少し柔らかくなっただけでやってることは昔と全然変わってない!あとその減らず口何とかしろ』

「はは、晴にだけは言われたくないね…」



顔を合わせれば言い合いになるのも昔から
相変わらずな二人





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アスマへの報告を済ませ、時間のあった二人は里をぶらぶら歩いていた




「…あの後、紅にも会ったんでしょ…少しは落ち着いた?」





……………………






『っ!何で紅のこと知ってるの?ストーカー??』








「さぁー、何でだろーね?」





───────────



先日、

「私が心配してた、なんて言ったら
気を使わせてしまったって晴は落ち込むだろうから、内緒よ」

と紅に口止めされていた






───────────────



晴が彼女を大切に思うように、彼女も晴を大切に思っていた…



「カカシ…晴ね、ああ見えて本当はそんなに強くないの………アスマがもういないって知ったら晴…」





彼女がカカシを呼んで晴のことわを話した由は、彼女がカカシの気持ちに気付いていて、任せたいと思ったからかも知れない
   


「あぁ、わかってる…」




────────────────





「よーし、じゃあ団子で励ましてやろう!」

『は?』

「いらない?」

『…仕方ないな』



誰かに言われずとも、ずっと前からカカシは晴を見て来た

だから、少しはわかってやれると思う……
アスマの代わりには成れなくても、これからもそばに…


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