第2章 雲一つなく晴
彼女は「信じろ」と言った
その言葉からは
途轍もない強さが感じられて
「信じよう」と思った、彼女を
──────────
訂正、口は悪いし態度もでかいが嫌いでもない
───────
彼女と俺は一緒の任務に就くことも度々あったが、憎たらしい態度の彼女にカカシも負けじと得意の減らず口で応戦、このやり合いはあれからずっと続いた
仲良く、なんて言葉は程遠い二人……
嫌いなら相手にしなければいい
構ってしまうのは、彼女とのこんなやり取りにも何故だか心地よさ感じていたからか……
─────────────
そう、きっとあの頃から……
「惹かれた」