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異世界の住民【黒子のバスケ】

第9章 対戦


黒子達、そして部下を引き連れて目的地まで、ペガサスで移動する光瑠。目的地の結界に近付くと、激しい物音が聞こえてきた。

近くに、ペガサスから降りて走り出す。其処には、突然変異の集団と戦う2人の影。柚姫と洸汰の姿。

2人の周りの地面は、沢山の血…そして、赤く染まっていた。2人の黒いコートも、全体的に、赤かった。だから、怪我してるのかも分からない。

「柚姫、洸汰ッ!!」

光瑠は、鞘なら刀を抜き2人の名前を呼ぶ。2人は、振り向く。2人の刀は血がべっとりと付いており、真っ赤だ。

「光瑠様ッ!」

「姫様、洸汰…無事なようですね。」

ホッとした顔をする賢次は、すぐに表情を戻して鞘から刀を抜き取る。光瑠は、刀を空へと掲げて声を張り上げる。

「戦闘開始ッ!!」

光瑠が声を掛けて、部下達一斉に動き出す。集団で、突然変異達の所へと襲い掛かる。ノリノリで、集団に紛れて斬りかかる青峰。

「青峰っち!余裕っスね?!危ないっスよ!?」

「んな事は分かってるって……。」

「黄瀬も十分、あぶねぇよ!」

青峰、黄瀬、笠松という3人組というグループで戦っている。その様子から 柚姫は、やっぱりね…と呟くように黒子達を見る。

恐らく、 柚姫は黒子達が来ることを分かっていたのだろう…。柚姫は、突然変異を倒しながら黒子達のサポートに回る。

火神は、突然変異を一匹倒した所で当たりを見回す。

「おい、黒子は!?」

「なんですか?火神君…。」

そう、火神は黒子の安否が気になったみたいで呼ぶと火神の後ろから黒子の声が聞こえてきた。
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