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異世界の住民【黒子のバスケ】

第8章 親子


リビングに着いた頃には、他のメンバーも集まっていた。洸汰は、心配そうな顔をしていたが、柚姫は微笑んで大丈夫だよ…と伝える。

やがて、黒子、氷室そして柚姫は、自分達の席に座り始める。優花と他の使用人達は、次々と料理を持ってきて机の上に置いていく。

光瑠は、腕を組んで柚姫に質問をする。

「黒子は、やっぱり術の方か?」

「はい、そうですよ。術の方が、得意みたいです。」

柚姫は、頷きながら光瑠に報告をする。やっぱりそうか…と呟くように言う光瑠。やはり、光瑠も黒子は術の方が良いと考えていたみたいだ。

その後、全ての料理が並べられ皆は食べ始める。とても栄養がある料理ばかりだ。この全ての料理を考えるのは、優花だ。料理に関しては、優花の一番の得意分野である。

「そういえば、討伐って聞かなねぇな。」

青峰は、そんな事を言いながら食べている。確かに、青峰が言った通りである。今の所、討伐しに行くとは、聞いていない。それだけ、今は平和と考えるべきである。

「突然変異の奴らは、今の所大人しくしてるだろうな。あの結界を破るには、そうとう難しいだろうよ。」

光瑠は、飲み物を一口飲みながら結界の事を言う。結界があるおかけで、ここの街は無事である。結界は、そうとう頑丈な物である。

「あの結界は、ちょっと特殊でな…。神禮一族じゃないと、破れないらしい。まぁ…、父から聞いた話だが…。」

「じゃあ、もう突然変異に壊されないと思っていいのか?」

笠松は、光瑠に質問をする。
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