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異世界の住民【黒子のバスケ】

第3章 異世界


洸汰は、舌打ちをして素早くゴリラの突然変異から離れる。再び、刀を構える。

──まさか、刀が効かない?今までそんな事はなかった筈だ。

洸汰は、今まで戦ってきた状況の中で初めて刀が効かないタイプを相手にしている。柚姫も同様だった。ゴリラの突然変異は、洸汰を狙い定めた為洸汰の方向を見る。

「初めてだ。刃が通らない突然変異は……。なら……。」

柚姫は、結界をキープさせながら足下に謎の紫色の呪文陣が出現させる。黄瀬は、その場から動かない。いや、動けないのだ。理由はよく分からないが…。

「In risposta a me, si riunisca a mano destra.Conduca quella persona alla rovina.」

柚姫が謎の呪文を唱え始めた。右手を前に出して手の平を相手に見せつける。やがて、小さな光が柚姫の右手に集まっていく。洸汰は、それに気づいている見たいで、サポートをするため無意味な攻撃を繰り返す。そして……。

「洸汰!!」

柚姫は、洸汰の名前を呼ぶ。洸汰は、それに気づき素早くゴリラの突然変異から離れる。ゴリラの突然変異は、
柚姫の方を向くがそれは既に遅かった。柚姫の右手から白いレーザーが発動するのだ。パリンッ!と先程作った結界が破れ、ドーンッ!!と大きな音を立てて、白いレーザーはゴリラの突然変異に襲い掛かった。やがて、ガラガラ…と崩れる音が聞こえてくる。ゴリラの突然変異の全身に付いていた石が全て剥がれ落ちる。
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