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異世界の住民【黒子のバスケ】

第6章 強さ


光瑠は、柚姫に指示を出す。柚姫は、はい…と言ってから席を立つ。光瑠は、武器を確認するため、賢次と共にリビングを出て行く。

「それでは、訓練所まで案内します。」

柚姫と黒子、そして洸汰は、訓練所まで移動するのだった。訓練所は、外だった。辺りを見回すと、何もなく自由に動け、訓練には持って来いという場所だ。

此処で、柚姫達は訓練をしている。この場所で、先程まで洸汰は訓練をしていたのだった。

「お前達は、死ぬ覚悟で戦闘に参加するんだよな?分かってるのか?死というのを…二度と帰れないんだぞ?お前達の世界に。」

洸汰は、黒子達に何かを試すように話す。そう、此処で死んでしまえば元の世界に帰る事などできない。死んでしまったら、そこで自分の人生は終わりだ。

二度と帰れない。ましてや、元の世界にいる仲間などにも会えない。

「1つ言っておきます。恐らく、こっちの世界で死んでしまったら、貴方達の世界では元から存在しなかったと見なされ、今まで出会ってきた仲間の記憶から消えます。まぁ…これは私とお兄様が出した推測ですが…。」

そう、実は柚姫はそんな事を考えていたのだ。こっちの世界で死んでしまえば元の世界ではいない…と判断され今まで出会ってきた人達から記憶が消される。

存在しなかったという残酷な結末が待っているのではないかと、考えていたのだった。柚姫は、鋭い瞳で黒子達を見る。

「俺は、絶対に死なない。」

最初に言い出したのは、赤司だ。赤司の瞳は、自信満々を表していた。隣に立ってい実渕は、軽く肩を竦める。
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