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異世界の住民【黒子のバスケ】

第6章 強さ


だが、緑間はそれを払うように、1人で首を左右に振るのだった。また、暫く歩いて城に戻るりエントランスに入ると、ドタバタ…と走ってくる音が聞こえてくる。

遠くの方から洸汰が走って来て、柚姫の前で止まる。洸汰は、1人で焦っていた。その理由は、柚姫がいなくなった事により、心配をしていたのだった。

「姫様、あれほど言ったではありませんか。1人では出掛けるな…と。お声を掛けて下されば、俺も行きましたのに…。」

洸汰は、怒っている表情を見せるが洸汰の瞳は、ゆらゆらと揺れて不安な目をしていた。柚姫は、その様子からクスと笑いを漏らす。

「ごめんね、訓練…頑張っているみたいだからさ、声掛けなかったの。というか、私1人じゃないよ。2人と一緒に出掛けてたよ。」

柚姫は、明るい声で洸汰に話すと、2人?と首を傾げながら呟くように言い柚姫の後ろにいる緑間と高尾を見る。

洸汰は、1人でホッと胸をなで下ろす。よほど、心配してたとよく分かる。この4人でリビングに向かい入ると、殆どの人が揃っていた。

「お前ら、何処に行ってたんだ?」

青峰が、緑間と高尾に質問する。緑間と高尾は、自分達の席に座り先程の出来事を話す。柚姫のお気に入りの湖に案内してくれた事と、柚姫よ笑顔が可愛いという話を、高尾がテンション高く話す。

「随分と朝よりテンションたけぇーな。」

「だって、あの笑顔を見た瞬間、マジ…テンションあがったんすよ。絶対に、反則だって!!一度、笠松さんも見た方がいいって!」
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