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異世界の住民【黒子のバスケ】

第6章 強さ


微笑みながら黒子達に向かって言う柚姫。ついでなのか、そのまま自己紹介をお互いにするのだった。

自己紹介が終わると、昼までの時間はかなりあるみたいなので、各それぞれ自由行動をする。

リビングを出て、エントランスから外へと出ようとする柚姫は、後ろから声が聞こえてきた為、振り返ると其処には、緑間と高尾がいた。

「あれ?柚姫ちゃん、何処に行くんだ?」

「高尾と緑間…だっけ?ちょっと、街の様子を見に行こうと思っただけだよ。」

街!といきなり反応する高尾に対して、緑間は何の素振りも見せない。しかし、よく見れば興味はあるみたいで、緑間の瞳は僅かに左右に揺れているのが分かった。

その様子から柚姫は、クスと笑い2人に誘う。

「2人は、どうする?行ってみる?それとも、城の中を探検する?」

「マジ!?行く行く!」

「高尾、五月蝿いのだよ。まぁ…行ってやらなくてもないのだよ。」

緑間のツンデレには、柚姫は一瞬目を丸くさせ驚いてはいた。高尾は、テンション高いまま緑間の右肩をポンポンと、軽く叩く。ツンデレやめろよ~と笑いながらそんな事を言っていた。

柚姫は、クスと笑ってから2人に微笑みながら言った。

「それじゃあ、行こうか。どんな街か見せてあげるね。」

そう楽しそうに言ってから、大きな扉を開けて、緑間と高尾を引き連れて、街へと出掛ける。ものの数分、歩けばすぐそこの街があった。

とてもガヤガヤと騒いでいるが、明るく楽しい雰囲気を放っていた。柚姫は、この雰囲気が大好きたがらこそ、街に出掛けては、色んな物を見ている。
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