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異世界の住民【黒子のバスケ】

第6章 強さ


「黄瀬、その言い方はレストランで働いている人達に、失礼なのだよ。」

黄瀬の言い方に、注意をする緑間。シュンと、何故か犬のように耳が垂れるように見せた黄瀬。とりあえず、反省はしたみたいだ。そして、昨日料理を食べていなかった、柚姫も今日は食べている。

「良かったです。昨日は、食べていなかったみたいですが、今日は食べているみたいで。」

黒子は、チラッと横目で柚姫を見る。柚姫は、幸せそうな顔をして食べている。今の状態の柚姫を見る限り、本当に戦っているのか…と疑ってしまう。

そして、デザートが来ると一番喜ぶのは紫原だ。勿論、女の子である柚姫とさつきも同様に喜ぶ。それも食べ終わり、各それぞれ自由行動を起こすが、黒子達はリビングに残る。

その辺、何かに気付いた杲良以外、リビングに残る。そして、光瑠の口がゆっくりと動く。

「何か言いたい事があるみたいだな?どうした?」

皆の代表で赤司が言う。

「俺達にも、何か手伝わせてほしい。戦闘に参加は出来ないか?」

赤司から出た戦闘という言葉を聞いた、光瑠は目を細める。逆に言えば、様子を見ていた。それは、柚姫も同様に見ていた。

光瑠は、足を組み静かに言う。

「戦闘か…。また、とんでもない事を言うな…。俺が、許可を出すと思うか??」

「恐らく、許可を出すとは思えません。それを承知の上で頼んでます。」

光瑠の質問に、即答する黒子。黒子の答えを聞いた光瑠は、ほう…と声を漏らす。柚姫は、黙って聞いていた。判断するのは、光瑠だ。
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