• テキストサイズ

異世界の住民【黒子のバスケ】

第6章 強さ


黒子達も自分の席に座り朝食を待つ事にした。そして、暫くしてから柚姫と光瑠がリビングに入ってくる。やはり、シャワーを浴びてからすぐに来たのか、髪の毛が少し湿っていた。

2人は、自分の席に座り杲良は、光瑠の事を睨み付け荒々しい声で出す。

「随分と遅かったみたいだな。頭首として、失格じゃないのか?」

杲良は、光瑠に挑発的な言葉を言うが、それを微動だにしない。何も言い返さない。光瑠が言い返さない事に気付いた杲良は、勝ち誇った顔を見せる。

その瞬間、ふっ…と僅かに口元を吊り上げ笑う光瑠。杲良は、すぐに表情を崩す。そして、何が可笑しい?と杲良は、光瑠に問い掛ける。

「いや、あまりにも叔父上が可笑しな事を言うから、つい笑ってしまった。確かに、遅刻は俺の失態だ。しかし、突然変異の討伐は俺達、神禮一族の使命だ。それをなせてない、叔父上がどうかと思うが?」

光瑠は、睨み付けるように杲良の事を見る。その言葉を聞いた杲良は、ぐっ…と息を詰まらすように言葉を失う。

そして、トレイで料理を運んでくる優花の姿。他の使用人と協力をし机の上に次々と料理を並べていく。

やはり、今回もかなり色鮮やか料理だ。青峰や火神は、今にでも料理に飛びつきそうな体勢を取る。そして、全ての料理が出揃った所で、頂きますという挨拶をし、各自それぞれ食べ始める。

「やっぱり、美味しいわね。」

実渕がそんな事を言いながら、料理を一口食べる。

「普通のレストランより、美味しいっス。」
/ 126ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp