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異世界の住民【黒子のバスケ】

第5章 守る者達


勿論、女の子のさつきは別の部屋を用意されている。試しに、部屋の中身を見せて貰った所、男が6人入ってもまだ、広いと感じられる部屋だった。

部屋まで案内する時に、賢次は黒子達に城の構図を軽く説明をしていた。城の中は広い為、迷った時には使用人に聞くようにも言っておいた。

部屋のメンバーは…黒子、黄瀬、緑間、青峰、紫原、赤司という《キセキの世代》の6人になった。そして、残りの5人は火神、笠松、高尾、氷室、実渕となった。部屋は、何かあってもいいように隣同士にする。

さつきは、女の使用人である優花の部屋を借りる事になった。賢次とは其処で別れ各自部屋に入り、それぞれベットに近寄り座る。

「黒子っちと同じ部屋っス!!」

「黄瀬君、五月蝿いです。」

黄瀬は、黒子と同じ部屋になれた事を嬉しそうにしていた所、黒子は少し嫌な顔をしていた。更に、黒子に言われヒドッ!と言い急に犬のように、泣き出す黄瀬。

「それよりも、これからどうするのだよ?」

「そうだな。ずっと、彼らに頼りっぱなしだと悪い。俺達にもできる事をしよう。」

緑間は、これからの話をしようと眼鏡をクイッ…と持ち上げ、赤司もそんな事を言い出す。青峰は、だるそうにベットの上でゴロゴロとしながら話を聞いている。

「俺達も、戦えないっスかね?」

黄瀬の一言に、シーンと部屋が黙り込む。その空気に、黄瀬はあたふたと焦り出す。

「黄瀬ち~ん、それ…本気で言ってるの~?面倒くさいだけでしょ~?」

紫原は、そんな事を言いながらスッとベットけら立ち上がり、扉まで歩く。その後ろから赤司が紫原を呼び止める。

「待て、紫原。何処に行くつもりだ?」
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