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異世界の住民【黒子のバスケ】

第5章 守る者達


柚姫は、洸汰に気遣うように質問をすると、洸汰はニコリと笑い言った。

「俺も後で食べます。先に、姫様を送り届けます。心配は入りません。」

洸汰の言葉に、クスと笑い出す 柚姫は、ありがとう…と呟くようにお礼の言葉を言ってから、一度皆にペコと頭を下げてリビングを出て行く。

洸汰は、光瑠に失礼しました、と一言言ってからリビングを出て行ったのだった。光瑠は、苦笑をしながら2人を見送る。

「チッ…頭首が僕だったら…。」

といきなり悔しそうな表情を浮かべ、暴言を吐き捨てる杲良。光瑠は、残った一口を食べる。箸を皿の上に置き、ごちそうさまと言う。

「天地ひっくり返っても、叔父上は二度と頭首にはなれない。諦めろ。叔父上から守ろうという意志が感じられない。」

「なんだ…と?」

杲良は、顔を歪めるが光瑠はそれを気にしないで他の事を言う。

「賢次、手間をかけさせるが皆に部屋まで案内してくれないか?俺は、他の事をやるからさ。」

光瑠は、賢次に黒子達の部屋を案内するように頼む。賢次は、ペコと一度頭を下げ、分かりました、と静かに言う。
光瑠は、スッと席を立ち上がる。

「すまないが、俺はこれで。分からない事があったら、その辺の使用人に聞くといいかもな。優花もアイツの所に行っていいぞ。」

「はい、ありがとうございます。私はこれで失礼致します。」

優花は、ペコっとお辞儀してリビングを出て行った。
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