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異世界の住民【黒子のバスケ】

第10章 恨み


光瑠が、皆に説明をする。このブレスレットは、柚姫が作ったブレスレットだ。結界と同じ効果を持つ。

しかし、突然変異の攻撃が耐えられたかった時、壊れてしまうのだ。それでも、怪我をしてほしくないため、作ったのだ。

戦いに出ないさつきでも、ブレスレットを身につけるように言う光瑠。さつきも、戸惑いながらも頷きブレスレットを身に付ける。

その時、ゆっくりとリビングの扉が開く。其処には、賢次の姿があった。一度お辞儀をしてからリビングに入り扉を閉める。

「洸汰の様子は、どうだ?」

「はい、大丈夫そうでしたよ。彼は、強い人です。」

賢次は、僅かに頬を緩ませて洸汰の様子を伝える。それに気付いた、光瑠はふっ…と笑うのだ。そして、そうか…と呟くように言ってから、席を立つ光瑠。

「今日もお疲れ様だ。ゆっくりと休むといい。俺は、これで失礼する。」

光瑠は、黒子達にそのような言葉を伝えてリビングを出て行くのだった。同じように、護衛役である賢次もリビングを出て行くのだった。

「さて、私もそろそろ部屋に戻るか…。皆もゆっくり休んでね!」

柚姫は、黒子達にそれだけを伝えて1人でリビングを出て行ってしまった。その後、黒子達もお互いに解散をし部屋へと戻るのだった。

だが、柚姫が作ったブレスレットにはある秘密があったが黒子達は一切知らない。そのブレスレットには、ある意味重要な物だという事を……。

勿論の事、柚姫はそのブレスレットの秘密を黒子達には教えない。教えるつもりなど、全くなかったのだ。
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