第5章 ■5
『やばあああーーーい!!』
今日は里奈と学校に向かうはずが私が寝坊し今、ダッシュで学校に向かっている途中だ。
すると横に同じ学校の制服が目に入った。
ちらっとみれば小瀧くんだった。
『え?!小瀧君?!』
と驚いて顔を向ければ
望「あああ?!そらちゃんやん!寝坊してん~!!」
と笑いながら答える彼はやっぱりアイドルだった。
『同じだね~』
と苦笑いしながら二人でダッシュして学校に向かえばギリギリセーフ。
急いで同じ教室に向かって入れば室内がシーンとなる。
「『え…?』」
私と小瀧君はあまりの静けさに驚いた…
が、それも束の間小瀧君の周りには女の子が集まり、私はそそくさと席に移動した。