第1章 ■1
今日から高校2年生が始まる。
人見知りのわたしは友達が作るのが苦手だ。
それ以上に男の子と話すのが苦手で、高校生になったら恋したいと思っていてもきっかけなどなく…。
ぼーっとしていたらいつの間にか1年が終わっていた。
『今年は脱人見知りや~!!!』
「誰に向かって言ってるん?」
そう言って横に来たのは親友の横山里奈。
一年の時に席が隣になったことをきっかけにそこから仲良くなった。
私の一番の親友だ。
『り、里奈~!いつから居ったん~?!
てか、今年も同じクラスがええな~!!』
泣きつくようにいう私に里奈は呆れたように笑った。
横「ついさっき!
ほんまやな~クラスどうなったか、見に行こうや!」
そう言って私たちはクラスが発表されている掲示板に向かった。