第5章 俺と香奈とその周辺。
「どうしたんです?珍しいですね、学校に来られるのは」
「あー、まぁな。気まぐれなんだよ、俺は」
「そうですか・・」
「あ、そだ。今度曲できたらメールするからまたPV頼むわ」
由利はにこっと笑って敬礼するそぶりしてから快く受け入れてくれた。
「もちろんですよ!こちらこそやらせていただきマス!!」
「おー、ありがとなー。じゃあ頼むわー」
由利と別れて、一人保健室へと向かう。
HRが終わったクラスはわいわいと結構騒がしい。
俺はそんな中、ガラガラッと保健室の扉を開けた。
「失礼しまーす、」