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第3章 受け入れざる世界。



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「ねぇ、習、この棚のって?」


「ん?あぁ、本のことかい?
ちょっとした趣味さ
読んでみるかい?」


この部屋にはたくさんの本があった。

小説がほとんど。

私は一つの本に目をやる。


「これ、読む。」

「黒山羊の卵だね、読むといい」


優しげな顔で微笑む。

その顔に私はなんだか安心した。


「あり、がと」

むずがゆいけど、素直になってみた。



「ふっ」




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