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I…
第3章 受け入れざる世界。
_____
「ねぇ、習、この棚のって?」
「ん?あぁ、本のことかい?
ちょっとした趣味さ
読んでみるかい?」
この部屋にはたくさんの本があった。
小説がほとんど。
私は一つの本に目をやる。
「これ、読む。」
「黒山羊の卵だね、読むといい」
優しげな顔で微笑む。
その顔に私はなんだか安心した。
「あり、がと」
むずがゆいけど、素直になってみた。
「ふっ」
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