• テキストサイズ

I…

第6章 卵が孵るとき




「習、私はあなたのところには…
「oh お土産があるんだ」」



「習聞いて。」


ポケットから何かを

取り出そうとする彼の手を止めた。



「仕方ない…なんだい?」



「私、習の場所へは戻らない。
わかってきたの私自身が。
でも大事なことがわかってない。」



「だからなんだというんだい?」



「だから、見つけなきゃ。
それはきっとあなたのそばでは無理なの」


「邪魔、ということか」


邪魔?


「…」


……違う


邪魔なんかじゃない


「違うの
不思議に邪魔なんて思えないわ」







/ 157ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp