• テキストサイズ

I…

第1章 無垢





「でもさ、私を食べたらよかったのに。」


「そうだねぇ。
まぁ、キミが魅力的だったから、」

「変態キザ野郎なんだね。」


「はは。まぁいいさ。
それで、皇、君はどうするんだい?」


「どうするたって…
まぁ、いろいろ知らないといけないし、
それに、この世界に残る、私の欠片を探さなきゃ。」


「そう?じゃあ、自由にここを使うといいよ。」


変態が優しい。

なにかの前兆か?


「失敬なことを考えてないかい?」

「いや、べつに。

まぁ、ありがと。
そうさせてもらうよ。
じゃあ、今日はそろそろ、…」


「あぁ、待って、その前に、
この靴を君に…裸足じゃ目立ってしまう。
もとより魅力的で目立ちそうなキミがさらに!「ありがとまたね。」」


靴を履き、颯爽と月山の家を出た。


「金持ち?」


喰種も金持ちってあるんだー。



/ 157ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp