誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第9章 Love+love
in平次部屋
(くそ~。なんや寝られへん)
平次はベットに横になり時計を見ると午後11時だった。
ゴロロロッッー
外には大きな雷音が響いて大雨が降っている。
(えらいごっつー雷やな。…そや、和葉、雷苦手やのに一人で大丈夫なんかな)
そう思っていると部屋のドアがそっと開いた。
「…ん?」
「平次…?」
入ってきたのは和葉だった。
「なんや?どないしたん?」
「あ…うん。あんな、雷こわーて寝れへん…」
小さい子供のように和葉は言った。
「なんや。和葉はホンマ小心者やなぁ」
「やから…一緒に寝てええ?」
「おう」
和葉はゆっくりと平次のベットの元へと歩いていった。ベットへ入るとお互いの息使いがよく聞こえる。
「和葉。ちょうこっち向いて」
「え?何?」
和葉は疑問を抱きながら平次の方を向くと唇を封じられた。
「っ…ん」
「っ…平次!」
「ちょお、もおちょいさせろやアホ」
そうして再び唇を平次に塞がれる。それにつられて和葉は平次の頭に手を回した。
「んっ……んっっ」
平次は勢いで和葉のパジャマのボタンに手をかけ一つ一つ外していった。興奮状態に達している平次は完全に理性を失っていた。
「平次い//…」
和葉は必死で抵抗する。その忠告も聞かず和葉のパジャマを全て這うと平次は首筋から胸にかけて唇をなぞらせていった。
「 平…っ!次っ…」
「ジタバタすんなや。じっとしとけ」
「待って…平…ん」
和葉が何か言いかけてもその唇はすぐに封じられる。
(夜に大好きな人が来て我慢できるかっ!!)
平次はそのまま唇を付け和葉の胸に手を触れた。
「平次…!!止めて!!!」
和葉の大きな声に平次は我に返る。
「こ…怖いねん。あたし…あの…レイプされた時のこと思い出してしもて…」
半泣き状態で和葉は言った。
「……すまん…。俺、つい…」
「ううん。ごめん。あたしが悪いんよ本間ごめんな」
「和葉はなにも悪ないて」
和葉は黙り込むと平次の唇に一回キスして布団に潜り込んだ。
「和葉…」
平次は初めて自分が和葉に対する愛がこんなに大きいことに気付いた。
Love+loveEND