誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第8章 チョコレートのsacrifice
「あたしも何かチョコ食べとーなってきた。一つ食べてもええ?」
「お前が作ったチョコやろ」
「自分でも食べたなってくるぐらい美味しんやん」
「ほんなら次は俺が食わしたろ」
「え?ほないなこと、どーやってすんの?」
「簡単や」
そう言って平次は机の上に置いてあるチョコレートの一つを犬のように口でつまみ上げると口内に入れず、そのまま唇でチョコを止め和葉にキスした。
「んっ…ん…!へ…へいひ(へいじ)?」
チョコレートが平次の唾液と絡み合い和葉の口に入っていく。
「んっっっっ…」
「ぷはっ…」
唇を離すと2人の間にチョコ混じりの唾液が糸を引き平次と和葉の唇を繋いでいた。
「な?簡単やろ?」
「んもぉ~。平次!なんてことすんねん!ていうか…チョコ一人で食べれるやん!」
「ほない怒んなや。おいしかったやろ?」
「…美味しかったけど」
和葉は顔を赤くしながら言った。
「俺も和葉からチョコほしーな」
「アホ。…でも…しゃーないからやったるわ」
そう言ってチョコレートをさっきの平次と同様、和葉は唇で挟むと平次の口めがけてキスした。今度は平次の舌が和葉の口の中へ入ってくる。
(平次ぃ…。やりすぎとちゃう?…でも悪くないなぁ)
(和葉。甘い。メッチャ甘いで)
口の中で2人の舌が絡み合う。
チュッーチュプッー
チューッ
「ん……っ。はぁ…」
「チョコってこない甘かったか?」
「チョコは甘いもんやで。あ、平次、甘いもん好きちゃうんと違た?」
「うん。でも和葉の体液でその甘い味をちょっと薄めてくれたからおいしかったで」
「もぉ!エロ平次わ!もう知らんで」
「ま、待ちいな。まだチョコ2つあんで?」
平次はチョコレートを唇に挟みながら言った。
「しゃーない。食べたろ」
そう言って和葉は平次に元に飛び込んだ。
チョコレートのsacrificeEND