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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第4章 特別な試合


「お前、来年は覚えてろよ」
試合が終わり、会場裏で沖田は平次に言った。
「お前も去年、俺にケガくらわせたし勝ったからまぁこれでおあいこやな」
平次は沖田に一言残すと更衣室へ入っていった。胴着を脱ぐと勝利の実感を心から感じられて平次はとても満足で満ちた。
「平次ぃぃ!優勝おめでとう!」
和葉が平次の着替えを持って更衣室に入ってきた。
「おぅ。ありがとーな。御守りのおかげやわ」
そう言って胴着の中から御守りを取り出し和葉に見せた。
「あたしもずっと御守り握って平次のこと応援してたで」
「ホンマ…和葉のおかげや。ありがとう」
「全然やで。平次が頑張ったんやから」
「でも、俺、途中で油断してもて…でも、和葉がでっかい声で叫んでくれたからメッチャメチャ気合い入ったわ」
「それは良かった」
和葉はそう言ってふっと笑うと平次の唇に唇を付けた。
「こりゃー最高の褒美やな」
「せやで~。平次がもっと頑張ったらもっとしたるわ」
「ははっ」
この日の試合は平次にとって一番特別なものとなった。

特別な試合END
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