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Dye D? <番外編 丸山>

第4章 友達


僕はリビングで、
ちびっこ天使たちにお菓子を振る舞っていた。

彼らは自由に楽しみながら、クッキーを食べていた。


なんて楽しそうにしているんだろう...

ずっと笑って..

見ているだけで、こちらまで楽しくなっていた。

こんな幸せなのは、いつ以来だろう...

あの母の膝で甘えてた時以来かも....

そう思いながら、彼らを見つめていると

突然に頬をつままれた。

あまりの事に、僕は動けずに黙って彼を見つめた。

村上「笑顔にならんと、幸せ来んって、
俺のかあちゃん言うてたで!やから、笑え!」


僕は驚いた。

するともう一匹の天使も真似をして反対側をつまみ


渋谷「笑え!」

二匹の天使は得意気に笑ってた。

その勢いに負けた僕は

丸山「....はい」


村上「よし!」


彼は得意気によろこんだ。

すると、突然に、亮ちゃんが飛びついてきた。

もう少しでひっくり返りそうになるのを耐えた。

すると、

安田「俺もーっ!!!!」

彼まで飛びついて来たので、
僕は思いっきり後ろにひっくり返ってしまった。


目を開けると、心配そうに見つめる背の高い男の子。

大倉「大丈夫ですか?」


丸山「だ、大丈夫だよ、これぐらい...」


僕は微笑んで返事をした。

その時だった。

僕の鼻に血の匂いが入ってきた。
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