第3章 1粒目の涙
吉「危ねぇ!!」
ガンっ!
誰もが当たったと思った
だが、
『どこに、当ててるの?』
「?!」
鉄パイプを振り下ろした所には、瑠嗚がいなく不良の背後にいた
『…遅すぎ、』
瑠嗚はそう言い、不良の首元を掴み数十人がいる方へ投げた
そこから大乱闘が始まった
「くっそ!」
「なんなんだよ!?」
『うちに、勝つんじゃ…なかったの?』
「ッッッ!!!!」
一瞬のうちに不良の前へ行き、顔を掴み地面へとめり込ました
「うがっ!!」
砂や石で皮膚が削れ、血が出ていた
「クソあまが!!」
不良たちはやけくそになり、
瑠嗚に掛かりに行ったが
『だから、遅いって』
瑠嗚は、しゃがみ込み足払いをして、一人の不良の顔を踏み付けた
その時にはなが折れる音がした
「ヒッ!」
瑠嗚は、平気な顔をしその足をグリグリした
「おらぁー!」
瑠嗚の背後にバットを持った不良が振りかざしていたが瑠嗚は掌で軽々と止め、そのバットを掴みながら
『やっぱり、雑魚だわ』
そう言い、バットを奪い
左側頭部に打ち付けた
「ぁあ"あ"!!!」
不良は地面へ倒れ、左側を押さえながら叫んだ
『うるさくした罰』
『うちね、騒がしい奴が…大嫌い』
瑠嗚の顔はまさに、獲物を狩るような目をしていた
『騒いでる奴を見るとね…食べたくなっちゃう…』
瑠嗚は、そう言って残りの人達に一歩一歩近づいていった
『5秒以内にココから、立ち去らなかったら殺す』
と、カウントを取り始めた
5
不良たちはざわついた
4
そこらに転がっている不良を抱き抱え
3
不良たちは焦り
2
走っていった
1
不良の姿は見えなけなった
0
『……はぁ、何時まで…見てるの』
吉「……お前、」
瑠嗚の表情は前髪で見え無いがシャツや手には血がべったりと付いていた
吉「おまえ、やり過ぎとか思わねぇのか」
高「おい!吉良!」
吉「うるせぇ!黙れ! おい!答えやがれ!」
『部外者が、口出しするの? これが…うちの、やり方…』
瑠嗚は顔をゆっくり上げ、吉良の目を見た
吉「?!」
瑠嗚の表情は出ていなかったが目は悲しそうな感じをしていた
すると、
真矢「瑠嗚、今日は帰りな!そんで風呂入りなよ?」
と、瑠嗚にカバンを渡した