第2章 現在と現実
その時…机の上に置かれたリヴァイの携帯が
着信を知らせていた。
小刻みにバイブ音で携帯が震えている。
『…兵長電話ですよ!?』
「あぁ…」
キッチンから戻ってきたリヴァイが
ディスプレイに目をやり表情一つ変えずに電話に出た。
エレンから距離をとるようにまたキッチンへと向かう。
「あぁ…今終わった。」
「あ?今からか…いや、構わないが…」
「解った…気をつけて来いよ。」
話が終わったようで、リヴァイはリビングに戻ってくる。
「エレン…悪いが今日は…無理そうだ。」
『えっ!?なんでですか!?』
「客が来る…」
その言葉にハンジは少し眉をひそめた。
その表情をエレンは見逃さなかった。
「エレン…帰ろうか、送っていく。」
半ば強制的にハンジに背中を押され
エレンは部屋を出た。
玄関の前でエレンはハンジに問い詰めた。
『何があるんですか!?』
「えっ…」
『ハンジさん、何か隠してる顔だ。』
「リヴァイは…
恋人がいるんだ。」
『えっ…』
エレンはきっといつかはリヴァイも
自分を愛してくれると信じていた。
なのに…恋人がいるだなんて。