第5章 観覧車で・・・
『僕、メイさんが好きなんだ』
この言葉が頭の中に鐘のように鳴り響く。
「え???????」
「だからー一回で聞いてよ!!!」
テツは耳まで真っ赤になりながら言った。
「僕はメイが好きなの!!!」
「・・・like・・・?」
「違う。もう、どこまで鈍感なの?!」
いや、もうなんて言いたいか分かる。
「loveだよ、love!!!loveの好きなの!!!!」
テツなんかもうゆでだこみたいになっている。
「本当に?」
私はなんとなくいじめてみたくなった。
「・・・~っ本当!!!本当だよ!」
テツはすこし下を向いて言った。
私はにやりと笑って、
「私も!!!!!!!」
テツにとびついたのだった。
~END~